九州国立博物館「奈良中宮寺の国宝」展

投稿日:2021年01月25日

福岡県太宰府市石坂四-七-二の九州国立博物館では来る一月二十六日から三月二十一日まで「奈良中宮寺の国宝」展を開催する。
中宮寺は飛鳥時代に奈良斑鳩の地で創建された尼寺で聖徳太子とその母、間人皇女にゆかりのある寺院である。鎌倉時代には中興の祖・尼僧信如が「天寿国繍帳」を再発見し、寺を再興。近世には門跡寺院となり、現在は聖徳宗である。
同展は第一章古代の中宮寺、第二章中宮寺の中興、第三章門跡寺院としての中宮寺、第四章半跏思惟像と弥勒菩薩、第五章中宮寺憧憬の五章から構成されている。
今回九州初公開の「菩薩半跏思惟像(伝如意輪観音)」(国宝・飛鳥時代)の造形ルーツが、ガンダーラ・中国・朝鮮半島・日本の飛鳥時代へと辿られ、各時代、各地域の半跏思惟像が一堂に展示される素晴らしい特別展である。
新型コロナウィルス感染予防のため、入場にはオンラインによる特設チケットページ(https//chuguji.ticket.artnet.jp/)からの日時指定チケット(事前予約)の購入が必要。

詳報は1月25日号をご覧下さい。(六大新報購読申し込み)