泉涌寺派教学講習会

投稿日:2023年09月25日

泉涌寺派では去る八月二十九、三十の両日に京都市東山区の総本山御寺泉涌寺に於いて令和五年度・第五十六回教学講習会を開催した。
コロナの影響を受けて、通常の二日間開催は四年ぶり。泉涌寺妙応殿での現地参加と、ネット配信によるリモート参加を併用して開催され、合わせて約四十名が参加した。初日の二十九日は午後一時より渡遵恭章教学部長司会のもと開会式となり、上村貞郎管長が挨拶。
続いて第一講となり隨流小野講伝所阿闇梨・岡山安住院住職の生駒琢一師を講師に「大曼荼羅供について」が行われた。生駒師による「曼荼羅供」概説覚書を資料に、曼荼羅供の種類・配役・次第等が詳述された。また休憩を挟み、第二講も生駒師講師で四時半まで行われた。
その後は開山大師八百年御遠忌局(小林暢善局長)から記念大法会や事業に関する報告も行われ、翌三十日は午前十時半から霊明殿に於いて孝明天皇・明治天皇御月並法要が営まれた後、午後一時からは京都浄土宗正覚寺住職で作家・ジャーナリストの鵜飼秀徳師が第三講「仏教が戦争にどうかかわったか」と題して講演、金属供出の一環としての梵鐘供出や従軍布教など、戦争協力の実態を具体的に解説した。

詳報は9月25日号をご覧下さい。(六大新報購読申し込み)