タイ国のマ（チュラロンコンラージャウィタヤライ大学では三年前に高野山大学とＭＯＵ（国際交流協定）を締結し、学生交流や学術的発展についての協力関係を樹立している。
高野山との深い関係を考慮し昨年の十一月十八日、高野山真言宗管長葛西光義大僧正へ名誉博士号を授与することを正式に決定し、授与式は十二月九日から十三日の日程で挙行されたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延のため、葛西管長は現地会場に出席することができず、やむなく正式文章を以って授与という運びとなった。
両学のＭＯＵ締結を仲介し名誉博士授与に向け尽力してきたのは横浜真照寺住職で世界連邦日本仏教徒協議会事務総長を務める水谷栄寛師であり、今回も二月十八日に水谷師が高野山に正式文章を届け、金剛峯寺奥書院に於いて葛西管長に直接文書を手渡した。

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