九州修験の会（山形英竜会長）では、去る十二月九日、佐賀県三養基郡基山町大字園部一一六七の善通寺派大本山吉祥寺（藤原寛明貫主）に於いてコロナウイルス感染症早期終息、豪雨災害復興祈願並びに疫病及び災害犠牲者の廻向法要を厳修した。
当日は午後一時受付、寺務所で般若心経の写経を行なった後に二時から護摩堂に於いて開会式を挙行、山形会長が挨拶を行ない、研修に移り、篠原貫主が、総本山善通寺が刊行した「仏説却温黄神咒経」や「般若心経秘鍵」の上表文について解説を行なった。
次に山形会長が導師で本尊不動明王前で護摩供、摩但哩神前で脇導師として篠原貫主が浄巌律師の『摩但利神法』を基に、同貫主私記の『却温神咒経法』、秘鍵大師前で同じく脇導師として千手勇演師が大覚寺派黒髪山大智院名誉住職草津栄晋師私記の『般若心経法』、篠原成規師が護摩堂外縁で神供をそれぞれ修した。

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