高野山金剛講(長谷部金剛峯寺座主総裁)では、去る十月四日から十日までテーマ「詠い継ぐ100飛躍の予感」のもと創立百周年記念大会を執行、御詠歌ウィークとして四日の開会式から十日の閉会式まで既報の如く高野山山上各所で様々な催事を盛大に開催した。
大正十五年四月、当時の泉智等金剛峯寺座主の命により久保観雅大師教会本部長が高野山大師教会内に高野山金剛講本部を創立し、後に流祖となる曽我部俊雄天野山金剛寺座主が音階や旋律などを整備し金剛流御詠歌として大成して以来、本年が百周年を迎えた。
既報の如く金剛峯寺、奥之院、壇上伽藍、高野山大学等を会場に様々な行事が行われたが、特に中日の七日は午前十時から、大師教会大講堂に於いて、正面に曽我部大和尚の掛軸が奉掲されて桐生教学部長(金剛講総本部長)導師で流祖忌が営まれ、楠本信良金剛流詠歌研究室議長が桐生部長の回向文を表白した。
また同日午後一時三十分からは金堂に於いて長谷部座主導師のもと、今川総長を始め内局、金剛講役員職衆で創立百周年記念慶讃法会を厳修、長谷部座主の慶讃之文を桐生部長が表白した。
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