昭和十一年、当時の教王護国寺長者の松永昇道大僧正を初代会長として、また大阿闇梨に仰ぎ新古各派管長並びに京都・高野の両大学の教授を正会員(受者)として、野沢諸流の伝授と聖教の謄写・頒布を企画して発会した「真言宗傅燈會」は、二代目高見寛唐大僧正、三代目高見寛恭大僧正を会長に仰ぎ、積年に亘り本宗の事相興隆に寄与してきた。
その後平成八年に高見寛恭大僧正が遷化され、遺弟である岡本宜照大僧正が令和二年九月に初代理事長に就任し、会組織を法人化して「一般社団法人真言宗傅燈會」を発足、多額の浄財の寄付により、高見大僧正自坊であった萬福寺内に膨大な法流の保管所、運用の場所として「聖教保管所」が建設された。
その後令和三年十一月に岡本大僧正が遷化され、この程第二代理事長に西宮市菊谷町の条潤寺住職吉井恵貫師が就任、新会員を募集ずることになった。
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