神戸市須磨区の大本山須磨寺 (小池弘三貫主)では去る五月二十五日に本堂において糞掃衣お披露目式を営んだ。
同日お披露目を迎えた糞掃衣は、昨年七月より同山で始めた、聖徳太子が纏ったとされる日本最古の糞掃衣を再現する「令和の糞掃衣プロジェクト~皆で作る祈りの袈裟~」で作成、延べ約千人が針を入れ、同プロジェクトを進めていた小池陽人同山寺務長が式当日最後に点浄を入れ完成した。
日本最古の糞掃衣の再現は元々山口県熊毛郡平生町の般若寺住職福嶋弘昭師が計画、般若寺は聖徳太子の父用明天皇勅願、太子の師匠恵慈和尚開山と聖徳太子と縁が深く、福嶋師は「和を以て貴しとなす」の太子の精神の実現を目指したが、昨年一月に遷化、福嶋師と親交の深かった小池寺務長が、福嶋師の志とプロジェクトの実施を受け継いだ。
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