各山会では去る四月二十二日京都市東山区東大路七条下ルの総本山智積院内智山派宗務庁一階会議室で、御修法委員会、総務会に続いて、午後三時から常任委員会を開催した。
ず、代表総務を務めた芙蓉
智積院寺務長退任のため、残任期間代表総務を務める三神智積院寺務長が挨拶、次に去る四月十七日に遷化した中山寺派元管長・大本山中山寺元長老石堂恵教大僧正に黙祷が捧げられた。続いて開会の法楽、改めて三神代表総務が挨拶。石堂中山寺執行長より、石堂大僧正の檀信徒葬への会葬御礼と七月二十二日執行される本山葬の案内があった後、別掲議案を審議した。先ず斎
藤善通寺執行長が「五月十五日をもって執行長、宗務総長退任する。昨年の弘法大師ご誕生一二五〇年記念法要や今年の御修法と皆様のお力添えをいただき勤めることができた。厚く御礼申し上げる」と報告して謝辞を述べた。
議案①は六月末で任期満了を迎える役員(代表総務一名、総務七名、監事二名)改選で、菊人局長から事務局案として、総務に川俣長谷寺、大林仁和寺、三神智積院、伊勢大筧寺、四柳根来寺、今川金剛峯寺、三浦教王護国寺の各師。監事に村岸朝護孫子寺、大原醍醐寺の両師を推薦し、承認。任期二年。
次に別室で総務・監事九名で代表総務選考のため休会。再開後に菊入局長から 「代表総務には三神智積院寺務長を互選した」と報告があり承認、次に三神代表総務が 「皆様のお力添えを賜り弘法大師への報恩謝徳のため尽力したい」と就任の挨拶を行なった。議案②から⑧を承認。
その他では令和八年東京国立博物館で開催予定の特別展「真言宗の名宝(仮称)」の第六次出陳希望リストが公開された。
次に本年三月二十七日開催された五年度第四回と本日開催された六年度第一回の御修法委員会の報告が非公開で行なわれ四時三十五分閉会した。
各山会の事業計画
各山会本年事業計画は下記。
六月四日人権推進委員会講習会、七月二日常任委員会、三日密教学芸賞選考専門委員会九月二日常任委員会、二十一日会報第十号発行、十月十日第六十二回密教学芸賞・第五十六回密教教化賞授賞式(醍醐寺)、十六日~十八日第六十回全真言宗青年教師布教研修会(尾道浄土寺)、十一月六日常任委員会・御修法総会、七日宮内庁参内、十一日人権推進委員会研修会、令和七年一月七日御修法習礼、八日~十四日御修法、二十九日常任委員会・御修法新年総会・祝賀会。
審議された議案
①役員改選の件
➁令和五年度各山会事業報告
➂同各山会決算報告
④同日中友好真言宗協会決算報告
➄令和六年度御修法決算報告
⑥同年度各山会事業計画
➆同年度各山会予算案
⑧同年度日中友好真言宗協会予算案
詳報は5月5日号をご覧下さい。(六大新報購読申し込み)