去る八月九日に発生したハワイ-マウイ島の山火事による大火災で、高野山真言宗ラハイナ法光寺(目黒孝範主任)が全焼した。なお目黒師は避難して無事であった。法光寺は湯尻法眼師が明治三十五年(一九〇二)に十フイート四方の家屋を借りて正式にラハイナ大師堂と公称して布教を始めており、ハワイで最も古い本宗寺院である。
高野宗では今回の被災に際して、長谷部管長、今川総長は、八月十八日付けでお見舞いを表明、また八月二大二日付けで法光寺に対する特別見舞金をハワイ島ホノム遍照寺内のハワイ開教区開教総監部(渡遵全久総監)に送金した。
この山火事では浄土真宗本願寺派ラハイナ本願寺、浄土宗ラハイナ浄上院も全焼、死者百十五名、行方不明者約三百名と報道(八月二十六日)されている。
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