高野山真言宗では去る九月七、八の両日、総本山金剛峯寺内宗務所に於いて、第百七十一次秋季宗会を開催し、令和四年度補正予算案等全十四議案を承認可決した。財務調査については寺院・教会財務調査諮問委員会(員田有快委員長)が八月三十一日に今川総長に答申諮を提出。
①本調査開始前に現状の指数の範囲内で不均衡の調整を行う
②本調査を実施する
③財務調査の調査方法及び指数の定義については将来的に検討いただきたい
との内容であった。この答申を受けて、今川総長はコロナ禍で新指数決定が先送りされていた財務調査の実施を表明。日程は十一月一日から全末寺に調査申告書を送付、平成三十年度から令和三年度までの四年間の各年度の収入総額及び平均値を記入して、十二月二十五日までに所紋支所に提出。支所、地区、中央の各調査委員会で精査し五年上一月十日新指数を決定する。また前内局のもと三年間に亘り末寺より提出された収支決算書について、現状と比較する事で、各支所の平均収入と平均指数が非常に良く関連している事、その中でもいくつかの支所では要検討であることが認識されたと収支決算書の提出を評価すると共に、宗費の不均衡是正を強く表明した。更に今回の財務調査完結後には、新たな財務調査の在り方について制度調査会で検討することも示した
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