勧修寺本堂修復工事完了

投稿日:2022年06月25日

山階派では本年三月に勧修寺本堂修復工事の第二期工事を完了、銅板葺屋根が完成した。
同山本堂屋根は元々桧皮葺だったが屋根の桧皮葺が薄くなっていた上に平成三十年の台風二十一号により桧皮が損傷し、被災直後はビニールシートをかけ応急処置を施し、翌三十一年度は破損調査と修理内容の検討を行った。本堂は京都市指定文化財に登録されているため文化財保護条例により現状を変更しない修復が義務付けられているが、桧皮葺は桧皮不足と職人減少により葺替え費用が高騰している上、今後の維持費負担も多額となるため、将来的に桧皮葺が施工し易くなった場合に元に戻すことを条件に現状変更の許可が降り、桧皮以外の素材の検討を重ね耐用年・重量・予算を鑑み銅板での葺替えを決定し、令和二年十一月より第一期工事が始まった四年三月に完了、四月四日引き渡しとなった。総工費は四〇〇〇万円(税込・全額支払完了)。

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