奈良市西大寺芝町一丁目一ノ五の総本山西大寺では去る一月十五日、真言律宗第九代管長・総本山西大寺第七十二世長老に就任した松村隆誉大僧正の晋山奉告式を西大寺本堂において宗派龍象らが参列し執行、新管長の晴れの日を寿いだ。
当日は晋山式に先立ち午前十時半より御霊屋において宗祖法楽を捧げた後、春を思わせる暖かな日差しの降り注ぐ中、導師松村長老と職衆各師が本堂前まで進列し庭讃。その後、宗内龍象らが待つ本堂へ入堂。理趣経、諸真言をもって法要が営まれ、松村長老は本尊釈迦如来立像を前に晋山奉告文を奉読し西大寺門流隆昌のために尽くす決意を表白した。
河内良純執事司会のもと式典に移り、先ず大矢前長老の長年に亘る宗派・本山発展の功績を称え松村長老より大矢前長老へ感謝の言葉が述べられると共に感謝状及び記念品の捧呈を行い、松村長老が就任挨拶を行った。
続いて南都銀行元頭取で西大寺信徒総代の西口廣宗氏と宗内を代表し岩船寺住職の植村幸雄僧正が松村長老の輝かしい略歴を紹介し川崎大師平間寺藤田隆乗貫首をはじめとした祝電が紹介され、最後に辻村泰範執事長の謝辞を以て閉会し、本堂前において記念撮影を行った。
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