熊本豪雨追悼・復興祈願法要

投稿日:2021年08月05日

令和二年七月の九州豪雨から一周年を迎え、球磨川の氾濫により、関連死を含めて二十一名が犠牲となった熊本県人吉市では、去る七月四日、各団体等の主催で、熊本豪雨一周忌追悼・復興祈願法要が営まれ、犠牲者を悼むと共に復興を通じて、より安全な地域を再生することを誓った。

高野宗熊本支所一周忌
当日は午前十一時から、寺は高台にあり被害を免れたが、多くの檀信徒が被災した中で、高野宗青年教師会のボランテイア基地となった南光院(渕田雲渓師)本堂に於いて、高野宗熊本支所による一周忌追悼・復興祈願法要が理趣三昧をもって赤星善生支所長導師職衆に阪田智英、郡 眞聖、西元寶照、増田光韻、稲毛裕圓、西村実秀、渕田雲渓、志賀尊了、杉本瑞弘の各師のもと営まれた。法要では新たに物故者を祀る位牌が開眼ざれ、渕田山主が別掲の赤星支所長の「令和二年七月豪雨物故者一周期追悼並び被災地早期復興祈願文」を表白、参列の檀信徒が焼香し、犠牲者を追悼すると共に、一日も早い復興を祈念した。

下青井町犠牲者慰霊祭
続いて三人の犠牲者が出た下青井町地区(吉林政浩区長)にあり、伽藍全体が水没するという甚大な被害からの復興に取り組んでいる大覚寺派高野寺住職味岡戒孝師導師で午後一時三十分から、同地区公民館で「犠牲者慰霊祭」が営まれ、参列の区民が献花を行った。

県仏教会等追悼法要
さらに二時からは、熊本県仏教会(伊藤公明会長)と浄土真宗本願寺派熊本教区 (宮川善裕教務所長)共催により、同派人吉別院に於いて同院河村信昭輪番導師で浄土真宗の法式で「物故者一周忌追悼法要」が営まれた。

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