京都市右京区の総本山仁和寺では、年に一度の五大明王大祭が営まれた去る六月二十八日に友禅画不動明王奉納法要並びに式典が行われた。奉納者は岡山県美星町出身の友禅作家あだち幸氏。
あだち氏は、仏尊や鬼、サロメ等をモチーフに京都の伝統的な手描き友禅染の手法に独自の技法を使った日本で唯一の作品作りを行い、作品は京都の大本山壬生寺や総本山聖護院門跡等にも奉納され、ルーブル美術館での展覧会にも日本代表として出品された。

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