各山会修法新年総会

投稿日:2021年02月15日

各山会では、去る一月二十七日京都市東山区東大路通七条下ルの総本山智積院講堂に於いて午前十一時三十分から御修法新年総会を開催した。
始めに別当を勤めた芙蓉智積院寺務長(各山会代表総務)が謝辞。次に本年大阿の布施智積院化主に芙蓉代表総務から長者杖が贈呈され、真言宗長者どなった布施化主が、御修法がコロナ禍の中、無魔成満できたことに対して謝意を表した後に「コロナ禍は地球規模で蔓延し、依然として終息の見通しもつかない。縄文時代から疫病が人類を襲う歴史が続いている。宗教者の祈りと、医事関係者の叡智により早期の終息を願う。人々は自他の尊い命を守るべく不安な日々を送っている。疫痍消除の祈願も重点として意識させていただいた。平和な日常生活に戻ることを、私達は更に祈り続けなければならない。真言宗長者に任ぜられたが、元より浅学非才の身には光栄とはいえ、この重責を果たしうるか内心恐惶している。心を励まし、この大任を成し遂げるよう、自制しつつ努力したい」と挨拶。
続いて瀬川仁和寺門跡(前長者)が「今年は未曾有のコロナ禍の中で、今まで経験したことのない厳しい法要となったが、無魔成満できたのは、布施貌下を中心に、関係者全ての方々のご尽力の賜である。布施貌下には真言宗長者として一年間ご活躍されますことをお祈り申し上げる」と祝辞。
次に芙蓉代表総務が次年度大阿を尾池大覚寺門跡に決定した経緯を報告。尾池門跡が「次年度大阿にご推挙賜り御礼申し上げる。今後より一層身を引き締めて精進したい」と挨拶。
伊勢大覚寺執行長の挨拶があり、正午閉会した。
なお当日は布施智積院、瀬川仁和寺、尾池大筧寺、野渾朝護孫子寺、中村根来寺、今井中山寺、飛
鷹教王護国寺、亀谷隨心院の各山山主が臨席した。

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