「蟻の兵隊」上映&トークイベント

投稿日:2021年01月01日

去る十二月十一、十二の両日に神戸市中央区の兵庫県立美術館において開催された戦後七十五年特別企画「「蟻の兵隊」上映&トーク」での「コロナと戦争~不寛容時代にどう心の平和を保つのか~」と題したトークイベントに大本山須磨寺小池陽人寺務長が出演した。主催は同館アートフュージョン実行委員会・兵庫県映画センター。
二〇〇六年公開のドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」は、日本軍山西省残留問題を主題としているじ。同問題は公的には日中戦争終結後中国山西省の日本軍の一部が帰国命令に従わず志願し て残留し中国国民党軍に編入され中国内戦を戦ったとされるが、残留した兵達には日本軍の再起のためと称し命令によって残留させられたとの認識があり、現在でも残留兵のこの訴えは退けられている。
映画「蟻の兵隊」では中国山西省を中心に三千キロの移動と一年半の撮影期間を掛け、初年兵として残留兵の一人であった奥村和一氏が真実を求め当時の公文書を探し、当時を知る人と会い話を聞く姿が記録されている。
映画後のトークイベントでは「蟻の兵隊」の映画監督・甲南女子大学教授の池谷薫氏と小池陽人寺務長が対談した。

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